船大工の娘日記

[`yahoo` not found]
このエントリーを Google ブックマーク に追加
Pocket

7月1日 那須造船にて「マキナワ講習会」開催。

講師はマキナワ師の我が母、那須栄さん。
参加者は、大野康世さんとその妹さん・私。取材同行として、岐阜県立森林文化アカデミーの河尻副学長さんと学生の古山さん。参加者では無いけれど、同行者として千葉県の船大工、土屋徳彦さん。

岐阜県立森林文化アカデミーで待ち合わせして、那須造船へ行く予定。
アカデミーへ行くと、土屋船大工さん・大野康世さん姉妹・河尻副学長・古山さんが、鵜飼舟で盛り上がっている。
土屋船大工さんも大野さんも、鵜飼舟は道具も含めて特殊だと言われた。
そうなんですか。あんましというか、殆ど他所の舟の事知らないから、よく分かりませんが。

那須造船に着くと、父しか居なかった。あれっ!?お母様!?どこですか!?
父に聞くと「知らん」の一言。早速ピンチだ。
そこで家に行くと、おった。ので、二人で那須造船へ。

皆さん舟の事やらマキナワの事やらで、盛り上がってらっしゃる。
「モジ」は他所では使っていないとの事で、土屋船大工さんや大野さんも、興味がある様子。

それでは、マキナワ講習会開始。・・・の前に準備開始。
先日マキナワに使えそうな部分を槇皮から剥がして選別しておいた物を、水で湿らせてから木槌で叩いて柔らかくする。・・・はずが、肝心の木槌が無い!!再びピンチ。
母「あれ?木槌無かったかよ?」
私「家じゃないの?こないだ持って来てまったって言っとったやん」
で、家へ探しに行って、見つけて持って来ました。
いやいや、段取り悪くて済みませんね〜。

槇皮が布の紐で括ってあるのを見て、大野さんが布で縛るんですねという様な事を言われた。何処やらで何やらを縛るのに(こらこら)麻を使うとの事。
「いえ、あるモンで縛ってるだけです。」と、那須母娘。
すいません、こんな親子で。

槇皮を叩く時のポイントは、槇皮の束を回しながら叩くこと。つまり、同じ場所ばかり叩かない事。何故なら皮が千切れてしまうから。
皮が柔らかくなったら紐を外して広げ、再度水で湿らせる。
何度も湿らせるのは、ない易くする意味と、乾燥して千切れるのを防ぐ為。
保存する時も袋に入れて、乾燥しない様にする。

さて、準備が整った所で実践です。
まずはマキナワ師の母に見本を見せてもらって、製作開始。
やり方は、藁で縄をなうのと同じ。
ない始めの部分を槇皮で括って束にしてから足で踏んで固定し、二つの束に分けてそれぞれ捻りつつ、一本に縒り合わせる。これの繰り返し。
但し、藁と違って、太さも長さもまちまちなので、仲々ない難い。

女三人寄れば姦しいの言葉通り、最初は黙々とやってたのに、その内賑やかに。
大野妹さんのマキナワは、何故か穴が空いてたり(つまり2つの束が縒り合わさってない)。
「何で穴が空いてんのー?(笑)写真撮ったる!!」と私。
「何故か(束が)3つになってる」と大野さん。
「何で3つになるの!?(笑)2つですけど?」と私。
見ると、乱れた三つ編みの様な太い縄が出来ている。
「乱れた三つ編みや(笑)!しかも太いな!?ちょっと待って!写真撮るから!!」
初心者への気遣いが一切感じられ無い言葉を私が言えば、
「まっと細うなけないかん。根元から先へ細くしてかな」と父が追い打ち。
それに対し「初心者に高度な技術を求めんといて!」と私。
自分の発言は、棚の上の方に放り上げている。

マキナワないは、どうもハマるらしく「少しだけ」のはずが、皆いつまでもなっている。
無心でなう事でストレスが解消されるのではないか、マキナワヒーリングだなとかいう話も出て来た。
そして出た結論が「縄に心の闇が出る」であった。
そう、大野さんのマキナワが三つ編みになってやたら太いのも、妹さんのマキナワが途中で寄り合わさってなくて、輪っか状態になっているのも、全ては心の中の闇が反映されていたのだ。
・・・んな訳あるかい(笑 )!!

とにかく、そんな訳で、笑いっぱなしの講習会でした。
大野姉妹はナワないにハマってしまい(康世さんは、草履編むのが好きだそう)、土屋船大工さんが「もう行くぞ」と声をかけても「まだ大丈夫」と、仲々動こうとしない。

和紙職人の寺田さんの時も思ったけど、土屋船大工さんと大野さんの会話って、父と私の会話に似てる。まるで親子の様に気安い関係。良い関係が出来てるなぁ。

講習会終了後、妹さんに槇皮をプレゼント。心の闇を解消するのに使うそうな😄
自分で作ったマキナワは、勿論お持ち帰りです。

土屋船大工さんには、父をすごく褒めて頂きました。有難う御座います。
川尻副学長と古山さんもお疲れ様でした。有難う御座いました。
賑わしい(控え目な表現)講習会にびっくりしたかも知れませんが、女同士の集まりなんて、こんなモンですよ😄

楽しかったマキナワ講習会。
後で母が父に「世津子、ノリノリやったな」と言っていました。ほほほ。

次回があれば、今回参加出来なかった方にも参加してもらいたいなぁ。
その為にも、ちょっと頑張りましょうかね。
主にアカデミーさんが😄

[`yahoo` not found]
このエントリーを Google ブックマーク に追加
Pocket

コメントを残す